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アルビレックス新潟のマッチレビューとかやってます。

ロングボール&クロス爆弾は不発弾:2018 J2 第9節 栃木SC vs アルビレックス新潟

3バックで連敗を喫した新潟は当初の4-4-2に戻して巻き返しを狙う。キーパーはムラーリャ、最終ラインは左からミチ、ジュフン、広瀬、輝騎で中盤は小川と高木のサイドにマサルと坂井のダブルボランチ。ツートップは河田と貴章という布陣。大黒将志37才は背番号9を付けて先発とか。どれだけ期待されているのかと。それにしてもグリスタの雰囲気が非常に良い。屋根は無いけど15,000人入るしサポーターとしては誇れるスタジアムなんだろうな。こういうスタジアムが全国にたくさんできて欲しい。そんな栃木のフォーメーションはトップ下を置いた3-5-2という形。ペチュニクとジュフンのフィジカル対決は一つの見所になりそう。

序盤は新潟のパスワークがスムーズに回り新潟が有利に進める。栃木は定石どおり5-3-2のブロックで対応するが、そんな定石のブロックの裏を新潟はロングボールで狙うものの上手く収まらない。

5バックの裏は取れないがボール自体は気持ち良く回せて圧倒的なポゼッションを取る新潟だったが、栃木のスローインからヘニキがクロスを上げると待ち構えていた大黒にヒヤリとさせられる。結果はゴールラインを割っていたとの判定でゴールキックになったが大黒は年を取ってもそのポジショニングセンスは失われていない模様。その後も一方的にゴール前で殴り続ける新潟だが、栃木の5バックの前にシュートまで持ち込めず全て弾き返されてしまう。イマイチ攻め切れない新潟は罠に嵌められているかのように5バックの網に掛かる。

26分には栃木ロングスローから大黒がダイナミックなシュートを試みるが、これをムラーリャがダイナミックにセーブ。ちらほら見受けられる栃木のロングスローだが、ピッチ脇にタオルを置いているところをみると栃木のストロングポイントなのだと思われる。ここまで強固なブロックを敷いている栃木が得点するとしたらたぶんセットプレイ絡みなのだろう(実際このロングスローにやられてしまう訳だが)。

30分以降は序盤のようにボールを回せなくなってきた新潟。そんな悪い流れの中で栃木にシュートまで持ち込まれてしまう。その後もセットプレイが続いたりと流れは栃木なのだが、ここまでのスタッツを見るとシュート数は栃木5本に対して新潟は僅かに1本。攻めていたように見えたが全く攻めることができていなかったという結果に。

後半も両者作戦は変えず栃木の5バック裏をロングボールで狙う新潟という形の展開が繰り広げられるが、新潟の攻撃が単調過ぎて簡単に跳ね返されてしまう。マサルのサイドチェンジからミチのクロスに貴章が頭で合わせるという惜しいシーンもあったが、惜しいだけでは得点にならないのがサッカーだ。

そして54分、栃木はロングスローから服部が頭ですらして大黒将志37才がヘッドで押し込んで栃木先制。栃木が点を獲るとしたらこういう形しかないよね、というような栃木としては理想的な得点。その後も栃木コーナーキックからフリーで合わせられるなど押し込まれる時間が続く新潟。

58分には河田に替えてターレスを投入し早めに巻き返そうとする新潟。直後のコーナーキックはターレスに合うものの決めきることができない。似たような状況で栃木はキッチリ決めてきたことを考えるとなんというもどかしさ。

63分にはまたしてもロングスローからゴールを奪われる新潟。栃木は非常に効率良く得点を積み重ねていく。一方の新潟は意地になっているのかと思うほど愚直に5バックの裏にロングボールを放り込むが上手くいかない。裏が駄目ならサイドからのクロスだということで切り替えてみるも見事に全て弾き返される。

その後は両チームとも段階的に交代カードを切っていくが、新潟はサイドからのクロスを諦めない。でもゴールを割る気配は全く感じられない。後半アディショナルタイムになってからちょっと変化を付けてショートコーナーでプレイをスタートさせるとミチの超絶ミドルが突き刺さり1点返すが時既に遅し。そのまま時間は流れ試合終了。

ひたすらに栃木の5バックをロングボールとクロスで攻略しようとしたが単調な攻撃は全て栃木ディフェンスに弾き返され非常に効率の悪い試合運びをしてしまった新潟。これとは対照的に非常に効率よく得点を重ねた栃木。新潟にはもっと工夫が欲しかった訳だが、新潟にはどこか栃木を格下に見ていた部分があったのではないかと思える。

3バックでも4バックでも結果が出ないまま3連敗という事態になってしまった訳だが、これからどう立て直すのか全く見えてこない。

長いトンネルに入ってしまった感じがして正直辛い。